LINEを活用した最先端のマーケティング事例を紹介するイベント『LINE BIZ DAY 2021』が2021年5月14日にオンラインにて開催されました。

今回はその内容の全貌についてご紹介します!

【LINE BIZ DAY2020年の内容とは?】

2020年の大きなテーマはテーマは「Newnormal」

コロナウイルスにより、オンラインやソーシャルディスタンスが当たり前になったことで。非接触決済サービスやラインで予約などができるようになり、LINEニューノーマルな時代を最前線で提案していきました。

他にもオンライン診断やラインのタイムラインがマルチに対応しストリートミュージシャンなどアーティストの活躍の場をラインで担っていくような発信ツールにも変わっていきました。

このように2020年は新型コロナウイルスにより、様々な制限がかけられていく時代の中でどのように活躍の場を広げていくかを提案し、さらなる飛躍を遂げました。

そんなLINE BIZ DAYは2021年も開催されさらなる新しいマーケティングについて発表をしていますので次にご紹介します。

【LINE BIZ DAY2021年の内容とは?】

2021年のテーマは「better normal」

今年のLINE BIZ DAYでは人・場所・瞬間に合わせたマーケティングについて提案をしています。

実現のための取り組み

・人

ラインのIDとラインのログイン連携にて様々な分析が可能に。
例えば今までであれば、インスタグラムやツイッターなど、様々なツールで顧客を集めている店舗も多くありましたが、2021年はライン公式アカウントに見える化を行いました。

分析ツールを加えどのくらいの年代で、どこに住んでいて、普段どのくらいラインを活用しているかなど細かい分析から顧客にアプローチをかけていけるようにし、店舗の顧客管理とライン一つでスマートにコミュニケーションが行えるようになりました。

・場所

居住所に合わせた配信や店舗滞在中のメッセージ配信で、さらに細かいターゲティングを可能に。
また必要な時に必要な場所ですぐに対応ができるようなシステムにすることで、場所に縛られることなく必要なタイミングで店舗を使用することができるためスマートな集客につながります。

・瞬間

場所の内容に記載した通り、今!というタイミングでもラインを活用すればタイムラグがなくスマートに活用することができます。

また決済サービス、デジタル会員証、アフターサービスなど、今までであれば現金、カードなどがLINEのみで叶えることができます。

では次にLINE BIZ DAY2021のセッション毎に内容を解説していきます。

【session1】

・法人ビジネスにおけるLINEのデータ戦略と、メディア環境の変化から考えるテレビの未来について

まずは法人ビジネスにおけるラインのデータ戦略とは、

ユーザー クライアント
ユーザーが興味のあるコンテンツ 分析をもとに効果の最大化
必要なタイミング 効果の可視化・分析
良質な体験 繋がりの強化

上記を実現化することです。

人、場所、時間に合わせたコミュニケーションと細かく分析してマーケティングを行うことで繋がるデータの世界を作り上げていくと発表していました。

・これからの取り組みについて

Connectivity

クライアントデータとの接続を行うことによって、キャンペーンの参加状況、ラインID連携でサービスの利用状況を見ることができたり、購入情報も見ることができるようにし、さらなるスマートなマーケティングを実現。

Analysis

今後ラインはセグメントの拡大を行い、100以上を提供すると発表していました。
ラインでファッション、グルメ、ライフスタイル、自動車など生活になくてはならない存在のものを提供し、さらなる便利さを求める方針です。

またビジネスマネージャーをリリースすることが決まり、今まで以上に顧客集客を実現することができます。

メディア環境の変化

近年ではSNSやスマホ化の時代になり、TV>民放公式ポータブル
の時代になりました。

その中でおTVerは視聴率61%、ダウンロード数3600万、さらにコンテンツと完全広告視聴率が極めて高く広告スキームの強化を行なっていく方針だそうです。

【session2】

アダストリアが目指すパーソナライズとは?

アダストリアとは30を超えるブランド国内外約1400店舗を展開する、カジュアルファッション専門店チェーンです。

そのアダストリアがライン公式アカウントを15アカウント利用し合計2900万人の友達のパーソナライズを実現していくと発表しました。

各ブランド毎のアカウントとアダストリアの公式WEBストアとの連携を行うことで、顧客に合わせた配信を行うことでクリックCTRを増やすことができさらなる顧客満足度アップにつなげていく方針です。

パーソナライズへの道はライン公式ミニアプリを活用して、本登録の前に10秒で仮登録を行いより簡単に登録数を伸ばすことに繋がります。

新たな顧客接点を増やし創出するとのことです。

【session3】

ラインを活用したデシタル販促

session3ではアサヒビールとともに作り出すマーケティング事例を挙げていました。

店外ではラインチラシ、ライン広告、ライン公式アカウントから、
今のお得な情報を流し、顧客の流入数をあげていく。

店内では昨年発表されたラインポップメディアで非対面でチラシを使わず情報を届けることのできるツールを。

購買ではラインで応募、ラインポイントなどのツールを活用しさらなる顧客満足度につなげる。
アサヒビールでは実際にライン応募を活用し、スーパードライのキャンペーンなどを行いました。

再購買ではライン公式アカウントでターゲティングに基づいたアプローチを行う。

このようにあらゆる顧客接点にラインを活用することで、全てをログ化して利活用サイクルを作り出す方針。

また販売領域における様々な連携も始まり、ヤフージャパン、PayPayとの連携を行うことでより買い物を充実させ便利なツールに変えていくとの発表がありました。

【session4】

ラインを活用した東急グループでの事例

東急グループはコロナ禍により全ての顧客状況、行動履歴をラインにてDX化(AIやIoT)し情報をまとめ分析を行いました。

実証実験では3ヶ月で友達数18000人、クーポン利用数2300枚。ラインミニアプリにてデジタルサービス利用へのハードルを下げ活用してもらうことができたそうです。

今後はさらに予約、デジタルギフト、アンケート、会員連携などラインユーザーID を軸にグループ各社に横断的にデジタルサービスを提供していくとの発表がありました。

【まとめ】

今年のLINE BIZ DAYではデジタルサービスをよりユーザーに簡単で身近に利用してもらうとともに、ラインでしっかりと分析を行い、マーティングに繋げていく方針と話しておりました。

今後のラインの発展に注目しながら、皆様も是非最先端をいくラインを活用し、顧客満足度をあげていきましょう!