事業再構築補助金はいつから？公募要項をわかりやすく解説

新型コロナウイルスの影響により、これまで通り事業を進めることができず、今後ニューノーマルに対応した事業展開を求められる時代になりました。

持続化給付金や家賃支援、無利子・無担保の融資など政府は様々な対策を行なってきましたが、新たな支援として「事業再構築補助金」が新設されるのを皆さんご存知でしたか？

持続化給付金の際もそうでしたが発表された資料がわかりづらく、

・気になるけどどのようなものなのかわからない
・手続きはどのようにしたら良いか

など、申請が始まる前に現時点での情報をわかりやすく解説します！

事業再構築補助金とは？

・補助金対象

この補助金は中小企業が業態転換するために必要な経費を補助する制度です。

今では飲食店がデリバリー専門店に変わっている店舗などが見受けられますよね？
また自社技術を生かし、医療機器の製造に参入したり、健康需要が伸びているため、サプリメント市場を拡大したりと、コロナに対応し業態転換や、事業拡大などが補助の対象になると報じられています。

これからの時代を引っ張っていくニューノーマルな時代に対応する企業をサポートするための補助金ということです。

・金額

※卒業枠：400社限定。
期間内に①組織再編②新規設備投資③グローバル展開のいづれかで、資本金または従業員を増やし、中小企業から中堅企業に成長を見込める事業者向けの特別枠

※グローバルV字回復枠：100社限定

以下の条件を満たす中堅企業向けの特別

①直前6ヶ月農地売上高の低い3ヶ月の合計売上額コロナ以前の同3か⽉の合計売上⾼と⽐較して、15％以上減少している中堅企業。

②事業終了後3〜5年で、付加価値額⼜は従業員⼀⼈当たり付加価値額の年率5.0%以上増加を達成すること。

③グローバル展開を果たす事業であること

通常枠では一定以上売り上げが低下している、今後も売り上げが戻る目処が立たない事業者に向けて支援されます。

・支援枠の対象要件

現在挙げられている条件は上記です。

通常枠では一定以上の売上が低下している状況や、や今後事業を継続しても売上が戻らないことを証明する書類の提出などを求められる可能性があります。

特別枠では通常枠に比べて補助率も引き上げられ、また審査、採択にかかるスピードについても迅速な対応を期待できます。

こちらの審査が通らなかった場合でも通常枠での再審査を行なってくれます。

・特別枠の対象要件

通常枠の審査要件を満たし、かつ緊急事態宣言による時短営業や、自粛等による影響を受けたことにより令和３年１～３月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30%以上減少している事業者

・申請開始日に関して

事業再構築補助金の開始日は4月15日より、電子申請受付を開始しております。

応募締切日は4月30日（金）18時まで。

一次公募締め切り後は4回程度の公募を予定しており、二次公募は、5月から開始予定です。

昨年の補助金も5回行われており、後半になるにつれて審査が通りにくくなっているため補助金の申請はなるべく早く行うのが理想ですね。

・申請方法

申請にはGビズIDが必要なため、IDをお持ちでない方はID作成から始める必要があります。

ＧビズＩＤは、１つのID・パスワードで様々な行政サービスにログインできるサービスです。GビズIDのHP から「gBizIDプライム作成」からアカウント発行申請ができます。

新型コロナウイルスにより大きな影響を受け、事業拡大や再構築を考える方も多いかと思います。

そのため、しっかりと申請と補助金を理解し上手く活用していくことで、この状況を切り抜けニューノーマルな時代に対応していきましょう。

次回の内容では企業ではなく、個人事業主やフリーで仕事をされているかた向けの情報をお届けしますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね！